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デッドマン・ウォーキング [所詮アマチュア映画批評]

新宿
撮影@新宿:OLYMPUS E-3 + ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5

1995年(日本公開1996年)の映画を今さらながら初鑑賞。
監督は有名な役者さんのティム・ロビンス氏。時系列で言うと主演した名作「ショーシャンクの空に(1994年公開)」の1年後なんですね。

死刑囚が死刑執行されるまでの過程を描いたお話です。スイマセン、もうこの段階でネタバレです。再審請求や減刑を求めて主人公たちが奔走し、死刑が執行されのるかどうかも中盤までの重要なストーリーになっています。この作品に興味があって、未見の人はこの先をご覧にならない方がいいかな。

若者が起こした身勝手で無惨な「殺人事件」というものが、被害者と加害者、それぞれの家族までも含めた当事者たちにとってどういうものであるのかが描かれた映画です。贖罪と人の死がテーマみたいで、私的には「死刑という制度の是非を問う」という感じはあまりしませんでした。主人公が修道女なので、宗教的な考え方が作品のベースに常に流れていました。宗教という理想、そして現実と葛藤、実際に行なわれた過去の殺人事件のフィードバックが繰り返され、丁寧にピースを積み重ねながら物語はゆっくりと進み、ラストの死刑執行シーンに至る場面でクライマックスを迎えます。このドラマは見応えがありましたね。

それにしてもショーン・ペンという役者さんは、気性の激しいチンピラ役が超ハマりますなあ。彼はその後、クリント・イーストウッド監督の「ミスティック・リバー」でティム・ロビンスと絡むことになります。少し大人になってるけど同じような役柄です。ただの共演なんでしょうけど、どことなく「縁」を感じます。



本日のオススメ映画:デッドマン・ウォーキング

テーマ:★★★★★
新鮮味:★★☆☆☆
感動:★★★★☆
アクション:★☆☆☆☆
後味:★★★★☆

私ごときが僭越点数:★★★★☆(4.0点)

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コメント 2

figaro

私も☆4つ付けていい作品です♪
徐々に薬品が入っていく死刑執行シーン、何度見ても見入ってしまいます。
何かを悟った表情になるショーン・ペンの視線もグッときます。
by figaro (2013-07-02 23:20) 

penny

#figaro さん
そこまでのストーリーテリングが丁寧だから、より盛り上がる感じしますね。
良い映画でした。
by penny (2013-07-03 22:58) 

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