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Dr.Pennyの、デザインをリスペクトするブログ   広角山手線遊戯g

頭に来ている人たちへ [音楽と関係のない日常]

2006年FIFAワールドカップドイツ大会も大詰めになってきました。しかしながらこの決勝トーナメントに日本が居ないことは(ある程度予想していたとはいえ…)非常に残念です。


撮影:RICOH GR DIGITAL(カルビー日本代表チップスの稲本選手のカード)

さて、4年に一度のサッカーW杯ですが、そんな日本代表も予選リーグを突破した記録があります。それは皆さんご存知のとおり、前大会である2002年日韓共催W杯でした。CM、ドラマ、映画などで有名な映像監督「岩井俊二」さんがカメラを回し、

ー「代表」の姿を撮り続けたカメラがあった。ー

というキャッチフレーズの通り、合宿開始から決勝トーナメントのトルコ戦での敗退まで。30日間に渡って2002年の日本代表を追い続けたドキュメント作品です。私のような、代表戦専門のニワカなサッカーファンに是非見てほしい作品です。

この作品、試合のハイライトシーンで構成されている「激闘の歴史」みたいな普通のドキュメント作品とは異なり、当時発売された色々な日本代表DVDの中でも、かなり異色な出来です。試合の映像はほとんどPhotoshopのフィルタ(フレスコとポスタリゼーションを同時に掛けたような)アニメーションみたいに塗りたくられています。きっと映像の権利の関係でしょう。その辺りがちょっと残念ですが、むしろこの作品にとっては試合シーンなどは逆にオマケみたいなもので、今まで知り得なかった世界、華やかな世界の舞台裏、日本代表チームの「見たかった・知りたかった」部分が見れて大満足です。

当時の報道などから、一見バラバラに見えていた日本代表の「チームワーク」と、自国開催のプレッシャーからくる選手やスタッフの「必死さ」がよく伝わってきます。中山選手、秋田選手などのベテランが若手中心のチームに良い影響を与え、選手同士のコミュニケーションがとても見ていて新鮮です。「そうだったのか…」とうなずくシーンや、リラックスしているプールサイドでのシーンなど選手達の意外な面が随所に見られます。皆さんも憶えていらっしゃるかもしれませんが、トルコ戦後に泣き崩れる市川選手(右サイド)の肩を抱き、トルシエ監督が慰めているシーンは、この作品を観た後だと、涙の量が倍になる事ウケ合いです。

色々と言われていたトルシエ監督でしたが、この作品を観て、彼なりの信念と情熱をもって代表選手と共に「戦っていた」という印象を強く受けました。先日の「日本対ブラジル」戦の後、日本の選手を迎えずに相手チームである母国の代表と抱き合っていたジーコ監督との「温度差」に正直ちょっとヘコみました。

代表監督とは、勝てば称賛され、負ければ批判や非難を受ける因果な商売です。しかし、それを抜きにしても今回の日本代表チームの不出来ぶりには、監督の力量の問題は少なくないと思います。予選リーグ突破ができたか、そうじゃなかったかの差だけではありません。2002年に「日本はもっと戦えた」とトルシエ・ジャパンを批判したジーコ氏は現在、「自らに非はなかった」かのような発言を繰り返していますが、その報道が事実であればガッカリです。次の監督はオシム氏でも誰でも構わないので、せめて世話になった国に砂をかけないような方にして頂きたい(笑)

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