OLYMPUS PEN E-P5：Dr.Pennyのこんなところにお地蔵様が：So-net blog

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OLYMPUS PEN E-P5　[カメラとレンズの話] [編集]

撮影＠E-P5：Canon EOS 6D + EF85mm F1.8 USM

E-P1登場の時から質感は悪くないと思っていました。デザインも嫌いではありませんでした。でも子供の頃フィルム時代のPENを使っていた人間として、何となく「コレジャナイ感」がずっとあったんです。前記事にカメラのコメント頂いていて恐縮ですが、6Dよりも先にPENの感想を書かせてください。

温故知新という言葉もあるし、懐古主義はデザインの多様性に一役買うこともあるけれど、服でもクルマでもカメラでも、安易な「レトロ風デザイン」ってヤツが私にはどうにも好きになれなかった。デザインは機能や性能や必要性から生まれるべきであり、上っ面だけかつての何かに似せたところで、その時代の生活を向上させる為に作られた「真のクラシック」に敵うはずがない。質感は良いなと思っていたにも関わらず、私は初期のPENシリーズのデザインとプロダクトから、少々煮え切らない感覚というか、少しだけ（質感とは関係ない）安っぽさみたいなものを感じてしまっていて、何処かしら敬遠してしまっていたんです。そもそもデジタルになったPENは、オリンパスフォーサーズの一眼レフが開発中止になったキッカケのひとつでもあったし（笑）、個人的に少々複雑な心境で眺めていたというのも偽らざる本音です。

そんなPENもモデルチェンジを重ね、現在ミラーレスタイプのレンズ交換式カメラの中で、押しも押されもせぬ（…とまでは言えないですが）堂々たる位置を築いています。レトロなデザインを昇華させ、デザインだけでなく質感も、性能も、カメラとして素直に「いいな」と思えるプロダクトに成熟したと感じています。特に妻にプレゼントしたこのE-P5は「ようやく来た」と思えるくらい素晴らしいモデルになっていました。永く使え、また永く使いたくなる良いカメラだと感じました。フォーサーズの一眼レフがもう出ないのは寂しいけれど、このPENの素晴らしさは素直に認めさせてください。

…でも、ちょっと大きいよね＾＾

撮ろうとした瞬間に、ついついファインダーを探して覗こうとしちゃいがちなサイズ感なのです。