孤独のメッセージ [日々のワンショット]
撮影@悪趣味だと思ったが撮ってしまった:Canon EOS 6D + TAMRON A09
The Police の代表曲「Message In A Bottle」直訳すると「瓶の中のメッセージ」であり、日本語版タイトルにある「孤独の〜」なんて文言は入っていないんです。日本人が付けた名前の中には、どう考えてもおかしなものが多数あります。
Beatles(ビートルズ)のアルバム「A Hard Day's Night」は、故水野晴郎氏が「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」と命名しましたが、直訳すると「忙しい日の夜」です。
Wham!(ワム!)の代表曲「Wake Me Up Before You Go-Go」は、「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」となりましたが、直訳すると「出ていく前に起こしてください」となります。
Cyndi Lauper(シンディ・ローパー)のヒット曲「Girls Just Want To Have Fun」は「ハイスクールはダンステリア」となりましたが、直訳すると「女の子は楽しみたいだけなの」です。歌詞の中にも一言も「ハイスクール」など出てきていないといういい加減さです。
もし「アナと雪の女王」が原題のままの「FROZEN」であったなら、日本できっとあそこまでのヒットにはならなかった事でしょう。洋画も含めて「少しでも親しみやすいように」という配慮と親切心で付けられているのであろう日本語版のタイトル。
でも「夜」という単語がひとつも出てこない「今夜はビート・イット」(笑)
多くの日本人が、英語の歌詞が分からない状態で聴いている洋楽。受け取る側の我々もいい加減なもので、たとえば「一晩限りの恋」をしたい女性の心情を綴った Heart(ハート)のヒット曲「All I Wanna Do Is Make Love To You」の詞の内容を理解しないで、雰囲気だけで結婚式の入場曲に使ってしまうとか。反抗期の娘に向けた父親のメッセージソングを、ポップだからと歌詞の内容も考えずにCMタイアップ曲に起用してしまう日本コカコーラとか。
これらと比較するとポリスの「孤独のメッセージ」はまだまだ全然良い方かもしれません。洋楽の邦盤タイトルの命名には、常に賛否両論が付きまといます。アナ雪ではないですが、中には「上手いなあ!」と唸るような素敵な日本語のタイトルもあります。またそれは別の機会に。
今日のBGM:Message In A Bottle / Sting
アルバムはThe Policeから
2015-11-22 12:00
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コメント(2)
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邦題しか知らなくて、原題を知った時の衝撃は
なかなかなものですよね^^;
20代後半から30代にかけてが一番洋画を観ていたのですが、
だんだん原題もチェックするようになったら
原題のままだと興味はそそられないけど、邦題は間違っている!
なんて思う事がありますね~。
ご紹介の洋楽の数々、当時は全く気にならなかったです~
by figaro (2015-11-23 18:32)
#figaroさん
明らかに「間違っている」のは、流石にナシでお願いしたいですよね^^
by penny (2015-11-24 14:30)