God Only Knows [週末は音楽を聴こう!!]
撮影:Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM II
2016年1月10日、イギリス人のミュージシャン、デヴィッド・ボウイがこの世を去りました。デヴィッド・ボウイは洋楽を聴き始めた頃の私にとってヒーローでした。偉大とは思いつつも、正直あまりピンと来ていなかった「ジョン・レノンの死」などと比較して、活躍していたころをリアルタイムに知っているマイケル・ジャクソンとか今回のデヴィッド・ボウイとか、思い入れのあるパフォーマーの死は、身近な感じがするぶんやっぱりショックです。
私が彼を知ったのは1984年のアルバム「Tonight」。高校一年の頃、FMラジオとか、ベストヒットUSAとかで流れていた「Blue Jean」というヒットナンバーが入っています。友人にカセットテープに録音してもらい、私はそれを長い間愛聴していました。
Tonightは前作である「Let's Dance」の勢いそのままに日本でもヒットしましたが、批評家や熱心なファンの間からは「凡作」とか「手抜き作品」などと言われ、実のところこのアルバムの評価はあまり高くありません。カバーと共作が多いこともその理由みたいです。でもね、私はこのアルバムのバラエティに富んだ感じが、むしろ彼の素晴らしさを端的に表している気がして、ずっとお気に入りなんですよ。
その中でもA面の4曲目「God Only Knows」というバラードがとってもとっても好きで、それがティナ・ターナーとデュエットしているアルバムタイトル曲「Tonight」と続いていて、カセットを巻き戻してその2曲を何度も聴いていた記憶があります。ご承知の方も多いと思われますが、このGod Only Knowsは、かの「ザ・ビーチ・ボーイズ」の有名曲。要するにカバーなのです。録ってもらったカセットテープでは歌詞カードもライナーノーツもない。当時は全く知らず普通にボウイの曲だとばかり思っていました。ビーチ・ボーイズのオリジナルも素敵ですが、私はボウイのこのバージョンが今でも最高だと思っています。
君なしでは僕がどうなってしまうか それは神様にしか分からない
先日ようやくですが中古のLPレコードを手に入れ、カセットテープからデジタル音源化していた私のTonightをお役御免にできました。もちろんCDの方が手軽だけど、長年のお気に入りをレコードで買い直すって、すげえ気分が良かったです♪
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去年出し損ねていた記事を公開させてもらいました。
天王洲でやっていたデヴィッド・ボウイ展、とっても良かったですよ。
今日のBGM:David Bowie / God Only Knows
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